Enśe wear

来春のおたのしみ?

2020/09/15

wear

みなさま、こんにちは。

前回わたしがブログを書いたときは、夏真っ盛り。

もくもくした雲と強い日差しが、まさに夏!な感じでしたが、気づけば哀愁漂う秋の空気に…。

これから木々が紅く色づいて、また違った景色を見せてくれるのかと思うと、なんだかたのしみです。

秋は過ごしやすく、食べものもおいしくて(どの季節もおいしいんですけどね)、うれしいことがいっぱいです。

 

 

さて本日は、これから来る秋を通り越して、来年の春にお披露目できるかな?という、

少し?いや、だいぶ?気の早い、けれども実は今年の春ごろから、

ひっそり進めていました企画について、綴らせていただこうと思います。

 

去年の秋にスタートしましたEnse wear。

ただ今、絶賛来年の春夏物を企画中なのですが、

実は今年は、オリジナル生地をつくるところから取り組んでいました。

 

生地を作るといっても、産地によって得意な生地も特徴もさまざま。

「さてどうしたものか」と、服づくり、ましてや素材に関して

まだまだ手探りで勉強中なわたしが出合ったのが、

兵庫県の播州地方(多可町・西脇市近辺)で生産されている、播州織。

豊かな自然ときれいな水に恵まれた土地柄を生かした先染め織物というのが最大の特徴で、

実に200年以上もの歴史があるんだそう。

糸を織り上げる前に染める、先染めという製法をとることで、

繊細な色彩の表現が可能になったり、色落ちしにくいという利点も。

その品質の高さから、海外の高級ブランドにも採用されているんだとか。

 

↑生地を織っていただいた工場近くの風景。

 

お恥ずかしながら、織物の名前は聞いたことがあっても、ぼんやりとしたイメージしか持てず、

産地によって得意不得意があることすら知らなかったのですが….。

織物を調べる中で、とあるブランドが播州織の生地を使用しているのをみて、

「こんな表現方法があるのか!」と感動したのを覚えています。

感動した後、3日ぐらいその衝撃に浸っていました。笑

織物、糸の可能性ってすごいんだなと感じると同時に、

自分もそんなものをつくれたらいいな、つくりたい、と思った出来事でした。

 

そんな過程を経て、製作することになったオリジナルの播州織の生地。

いったいどんなものに仕上がったのかというと…

 

ちらり。

こんな感じに。

 

どんな生地、そしてどんなお洋服になったのか、詳しく語りたいこと山々なのですが…

それは来年の春までのお楽しみということで。笑

 

時々思い出していただきつつ、のんびりお待ちいただけますと幸いです。

 

Ense teruyama