Enśe atelier
無から有のデザイン
2021/06/04

皆さまおはようございます。
今日は日ごろ、あまりしてこなかった
私達が普段手掛ける洋服やバッグのデザインのお話です。
世の中、デザインには主に、大きく分けて2種類の仕方があります
人や会社からの依頼を受けて、それらを形にするデザイン
(クリエイティブ系のデザイン事務所)と人の要望を形にするデザイン
私達が普段やっているまったく何もない所から形にするデザインと大きくわけてこの2種類
デザインと言うよりはアーティストとデザインの間と言った感じでしょうか?
自分たちの、創造を形にするデザイン
この2つに分かれます
バッグや洋服のデザインをする時、人から依頼される事はほぼ無いに等しいので、
企画に入る前は、本当に毎回、モチベーションが低く、
中々、悶々とした日々が続く事も大いにあります。
何せヒントがほとんど無く、自分のその時のイメージや何かを見たり、
自然の中に身を寄せたり、
Enseでは皆と話し合ってイメージを作ると言った感じです。
自分たちで、毎回毎回、テーマを決めて、それらをどう伝えるか?
自分たちの物を作って、伝える事は非常にハードルが高く、
毎回、クオリティーを求められ
毎回、小さなプロデュースが行われてると言う感じです。
ほとんど無から有のデザインは毎回エネルギー消費が凄まじく、
出来上がった物が、すべて良い評価と言うわけでもなく?
毎回、反省と改善を求められと言った感じです。
良い点と言うのは、一から十まで自分でデザイン出来て、
自分の物語を発表する事ができるので、そこには充実感を覚えます。
私の尊敬するデザイナーさんは、
多い時で毎回60型くらいのデザインを手掛けていたと聞き、
正直ビックリ致しました。
その方から、ブランド立ち上げ当初に教えてもらった事が
続ける事だよっと・・一言
それと、立ち上げる時のエネルギーも大変だけど、
続けていく事のエネルギーはもっと大変
本当に大変です。
微力ながら、胸に刺さった一言を守り続けて、継続できています。
無から有のデザインは、毎回心のリフレッシュや、
デザインする前は、子供心に戻ると言うか、
ピュアな状態にすると言った感じです。
雑念が入ると、今まで納得した物が出来ていないと言った感じでしょうか?
ピュアな状態なので、あまり経験はなくても
その人の意気込みや熱意などが経験している人よりも表れることも大いにあります。
その人のその時の修養力が試されます。
想いの強さが多く表れ、そこにひたむきに活動し諦めない心が大切です。
そういう姿勢が個性や魅力を磨くものと・・・なので
オリジナルの物作りはあまり小細工が通用しないのも確かです。
自分の心やその時の、状態のウエイトが強く、
毎回リセットと言った感じです。
良いと言われる物を、作る、出来上がる時は、心の内面が映し出され、
その時々のテーマに添った事を、ただガムシャラにやって行くと言った感じです。
デザイン時の、取り組みが深ければ深いほど、その反動が形になって表れ、
良い反応が得られるわけです。
年に2回、大きな発表会があると言った感じです。
Enseではあまり今までしてこなかったお話です、
こういう事もこれからはドンドン言っていこうと思い、
今回綴らせて頂きました。
Enseメンバーは物凄く、シャイな人々の集まりで、
今までこういう話しをすることを、避けていたような感じなので、
今回は第一回目と言う事で終えさせて頂きます。
次回は素材とデザインを語ります。
いかがでしたか?無から有のデザイン