Enśe atelier
素材作りの旅
2021/06/13

皆さま こんにちは
EnseのWearラインがスタートしてまだ年月は浅いのですが何かにチャレンジしてみようと
洋服に使う生地の知識が乏しかった私達ですが昨年1年は生地の勉強をしてみようと
もう一人のとあるデザイナーと2人で、生地の生産地にと色々、足を運びました。
発案は何となく2人で、オリジナルの生地を作ろうと言う事になり、色々調べてみて
とにかく一度、行ってみようと言う事になり、革同様、またも生地までもがオリジナル!
生地の開発が始まったのです。
とは言いましても、何を作っていいのかもわからず、どこに行っていいのかもわからず、色々と見学の
旅が昨年の5月くらいから始まりました。
最初に向かったのはウール地に強い、東海地方岐阜県の生産元に出向き、色々と親切に説明して頂き
続いて、今回のオリジナル生地になった兵庫県の播州地方の生産元に何回も訪ね
好奇心旺盛なEnseはさらにシルク地に強い、山梨県の富士吉田の生産元にまで旅路を伸ばし
生産者から、色々とお話しを聞き、本当に貴重な体験でした。
革作りと並行してこの産地への旅が半年間で10回以上はあったと思います。
そして播州生地を手掛けたのが昨年の今頃、とあるデザイナーが、一人でテキスタイル画を
完成させ、糸選びを経て、最終加工とコロナ過にも関わらず、色々な人の協力もあって
夏の終わりには生地が完成して、そこからデザインになります。お洋服として仕上がって
きたのは手掛けてから、ほぼ1年、革同様、オリジナルになると改めて大変な事だと
勉強になった昨年の出来事です。
こういった活動の甲斐あって、洋服生地の知識不足はずいぶん解消され、今後に活かして
いけそうです。
Enseらしいチャレンジでまたもや、生産元からのオリジナル生地開発、今では形になって店頭に
並び、試行錯誤した事で、お店でもとても好評です!!
もうすでに何着かは、旅立ち、ショップなどでも展開されています。
店頭で人の目に触れ、手に触れる事によってドンドン奇麗に見えてくる感じです
今回の素材作りの旅・・・・からは色々な事を学びました。
好きな事を大切にしていく・・そして行動し続ける
自分達の好きな事を時間をかけて育てていく
こういう旅をしながらのデザイン活動スタイルを今後も大切に
していこうと思います。
それでは・・・・・
Ense designer